冬の時代と向き合う
昨日はTHE YELLOW MONKEYの年末恒例ライブメカラウロコ29に行ってまいりました。
イエモンを聞き始めたのはCMで流れていたSHOCK HEARTSがきっかけで、かれこれ18年ほど前のことです。
暗くつらい迷宮のような思春期をともに過ごしてきた戦友のようなものです。
年末のこのライブではメジャーな曲はほとんどやらずに、初期の曲やコアな曲をしこたまやります。
「離れるな」の前に吉井和哉が「今は再結成してたくさんのお客さんにも見てもらえて幸せだけれども、日の目を浴びてなかったときや冬の時代も自分たちにはあって、毎年恒例のこのイベントではそういう冬の時代と向き合わなくてはいけない」というようなことを話していました。
「離れるな」では「叶わぬ夢が夢ならば 置いてこう」という過去と決別するかのようなフレーズをほとんど絶叫するように歌って終わるのですが、 過去がどんなだろうが、どんな傷を抱えていようが、前に進むしかないんよね~としみじみしました。
そして、自分の冬の時代を振り返ってみると、まあよく頑張ったし、傷つき続けることを一度やめて次のステージに行っていいんじゃないと思いました。
なるべく目を背けていることについて、一度立ち止まって振り返る機会を作ってくれるという意味でも長く一つのバンドや音楽を聴き続けることは素晴らしいし、買えない財産だと思います。
ライブの終わりにまた新橋の行きつけの店に行ったのですが、とくにこちらから頼んでいなかったのに、ちょうどほしいと思っていた機会をくれるという人がおり、とてもラッキーだなと思いました。
これまで経験したことがないタイプの事柄なので、自分がどうなるのだろうかという不安もありますが、とりあえずやってみようと思います。
しんどかったらやめればいいし。