追いかけて雪国

SEX-ANDROIDの無期限活動休止前ラストツアーのため札幌へ行ってきた。

ライブは1日目も2日目もゆるいところはゆるく、演奏はかっこよくある意味でいつもどおりの内容であった。ベースの人が競馬の話をしすぎるといったアクシデントもありつつ、もう二度と同じ会場での演奏は見ることができないかもしれないと思うとさみしい。

 

2日目の午前中に中島公園内にある北海道文学館を訪ねた。前知識はまったくなく、桜を見に公園を歩いていたら発見して入ってしまった。

治安維持法のあおりで綴り方教育に取り組んでいた教師らが、共産主義的な教育をしようとしたという嫌疑をかけられて一斉に検挙された事件などはまったく知らなかった。教師らが教え子の作文に対してのコメントをつけているノートが展示されており、非常に心温まる教育的にすばらしい内容であったことが、なおさら事件の不合理さを感じさせた。

長島有や京極夏彦の展示がなかったのがなんとなく残念であった。過去の人たちはそれはそれで大事だが、これからに目を向けないことには文学は顕彰していけないんじゃないのと思う。

俳句よりも短歌のほうが活動している人口が多いことはどこも同じやなと思った。

 

2日目のお昼にブログ繋がりの友人とごはんを食べた。ときどきTwitterなどで接点があったが、10年近く会っていなかったけれども相変わらずおもしろい人であった。東京に来られたときに新橋に連行する約束をした。

 

行く前は寒かったらどうしようという心配ばかりしていたが、天気も良くあまり寒くなかった。東京や宮崎などより乾燥しているが、栄えている一方で自然が近くにあり、過ごしやすいところだと感じた。さらに自然がいっぱいあるエリアや栄えていないところはそれぞれ深淵っぽい感じがしなくもないが、私にとって札幌は明るく整頓されすぎているかもしれない。

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